タイトル 余剰次元理論からみた素粒子標準模型の謎
講師: 坂本 眞人 (神戸大学大学院)
日時:2017年8月4日(金) 17:00-
場所:B1207教室
概要:素粒子物理における標準模型は、ヒッグス粒子の発見によって、全ての登場人物がそろった。標準模型は、数々の実験的検証に耐え、ミクロな世界を記述する理論として確固たる地位を獲得している。しかしながら、標準模型を最も基本的な理論とみなす研究者は少ない。なぜなら、標準模型には理論の枠内で説明できない、数々の謎が残されているからである。本講演では、標準模型を越えた理論の有力候補である、余剰次元をもつ高次元理論の立場から、標準模型の謎がどのように解決されるかを説明する。