セミナーのお知らせ 24-02

タイトル ゲージ・ヒッグス大統一理論と加速器実験の現象論

講師: 山津直樹(京大基研)

日時:2024年6月28日(金) 17:00-

場所:B1206教室

概要:ゲージ・ヒッグス統一理論(GHU)は、ゲージ階層問題を解決する可能性の一つであり、様々な側面から研究されています。GHUでは、ヒッグス粒子はゲージ粒子の余剰次元成分であり、ゲージ対称性のためにヒッグス粒子の質量に対する量子補正は抑制されます。私はGHUと大統一理論(GUT)を組み合わせたSO(11)ゲージ・ヒッグス大統一理論(GHGUT)を提案し、その低エネルギー有効模型としてのSO(5) x U(1)対称性に基づくGHUの電弱統一模型を構築しました。最近この模型の実験的検証可能性について研究を進めています。本セミナーでは、GHGUTと有効模型の概要を簡単に説明してから、将来の電子・陽電子線形衝突型加速器実験を用いたGHU模型の検証可能性について時間の許す範囲で紹介します。

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