タイトル: U双対性から超弦統一へ ー ブレーン理論”A理論”の構築 ー
講師: 初田 真知子(順天堂保医)
日時:2026年10月23日(金) 17:00-
場所:B1207教室
概要:すべての力を統一する理論の有力候補である超弦理論は、M理論を含めて6種類の理論からなり、これらはT双対性あるいはS双対性で互いに結びついている。 U双対性はS双対性とT双対性を統一するため、U双対性は超弦統一の重要な鍵であると考えられる。
本研究では、U双対性を指導原理として弦とブレーンを統一的に記述し、量子的な計算を可能とする作用を与える理論的枠組みの構築を目指す。セミナーでは、まずT双対性を明白な対称性として持つ弦理論を概説し、その拡張としてU双対性を明白な対称性として持つブレーン理論”A理論”を紹介する。U双対性共変なビラソロ拘束条件とガウス則拘束条件を出発点として、量子化可能な自由場作用を構築する。その際、例外群がブレーンの体積共変性によって新たな双対性群へ拡張されることを示す。これらを通して、プランクスケールの物理の解明に向けた道筋を議論する。
