セミナーのお知らせ 17-02

タイトル 複合ソリトン解とリサージェンス理論 ~非摂動量子解析の新たな地平~

講師: 三角 樹弘  (秋田大学)

日時:2017年6月16日(金) 17:00-

場所:B1207教室

概要:近年,クォーク閉じ込め現象を含む非摂動物理現象において,単純なソリトン解ではなくソリトンが共存する配位或いはその厳密解が重要な寄与をしていることが示されつつある.一方,常微分方程式の解法を援用した新たな量子論の解析法「リサージェンス理論」が注目を集めており,自明真空周りの摂動級数と複素古典解周りの摂動級数の総和(trans-series)として厳密結果が得られることが予想されている.本講演では,量子論におけるソリトン解,複合ソリトン配位,リサージェンス理論の概要,複素化理論と複合ソリトン解,について,学部4年生レベルの量子力学を例にとって解説する.最後に,量子論の厳密結果が複合ソリトン解に基づくtrans-seriesによって完全に再現される例を示す.

 

セミナーのお知らせ 17-01

タイトル Poisson構造を含む重力理論の構成

講師: 金子 幸雄 (東北大)

日時:2017年4月28日(金) 17:00-

場所:B1207教室

概要:量子重力理論として期待されている弦理論では、1次元的に広がった弦が基本的な物体であることにより、時空に不確定性、非可換性が現れると考えられている。重力は計量テンソル、時空の非可換性はPoissonテンソルによって記述されるので、これらを含む重力理論は弦理論や量子重力理論の有効理論であると期待できる。我々は、Poissonテンソルと計量テンソルを含む接続に基づき、Einstein-Hilbert 型の作用を持つContravariant gravityの定式化を行った。この発表では、Contravariant gravityの基本的な部分について説明した上で、非可換空間上のゲージ理論や弦理論との関係を議論する。

2016年度のログ

2016年度の4回生ゼミ

  • 素粒子物理学 井上研三著 共立出版

2016年度の大学院集中講義

  • 素粒子物理学特論 前川 展祐 氏 (名古屋大学大学院)

修士論文

  • ノイズを伴うパラメータ共鳴の解析法について 福田姫子

卒業研究

  • 一般相対論から見た重力波とインフレーション宇宙
  • ダークマターと宇宙の構造形成
  • ヒッグス・スカラー場による質量の制限

学会・研究会発表

  • “Classical solutions for gauge field condensation”, T.Takahashi, String Field Theory and Related Aspects (SFT2016), June 2, 2016, IFT-UNESP, Sao Paulo, Brazil.
  • “弦の場の理論におけるゲージ場の凝縮解”, 石橋延幸, 岸本功, 高橋智彦, 日本物理学会秋季大会, 2016年9月22日, 宮崎大学 木花キャンパス
  • “定常磁場中の開弦と境界条件変更演算子”, 高橋智彦, 数学・物理・情報科学の研究交流シンポジウム, 2016年12月17日, 奈良女子大学
  • “核子(chromo)EDM演算子の格子QCD計算”, M. Abramczyk, T. Blum, 出渕卓, 大木洋, S. Syritsyn, 日本物理学会第72回年次大会, 2017年3月19日, 大阪大学 豊中キャンパス

発表論文