物理に使われる色々な非可換離散群
講師: 岡田 寛 氏 (The British University in Egypt)
日時:2010年1月 22日(金) 17:00--
場所: B1207教室
概 要:フレーバー物理に使われる非可換離散群は最近どんどん複雑 かつ緻密になって来ており、今一度様々な非可換離散群についての 一般的な性質についてまとめておく事は有意義である。今回はS(N) Σ系列、Δ系列、T('), 等々といった群を紹介し物理とのかかわり 合いを簡単に議論しようと思う。
物理に使われる色々な非可換離散群
講師: 岡田 寛 氏 (The British University in Egypt)
日時:2010年1月 22日(金) 17:00--
場所: B1207教室
概 要:フレーバー物理に使われる非可換離散群は最近どんどん複雑 かつ緻密になって来ており、今一度様々な非可換離散群についての 一般的な性質についてまとめておく事は有意義である。今回はS(N) Σ系列、Δ系列、T('), 等々といった群を紹介し物理とのかかわり 合いを簡単に議論しようと思う。
Leptogenesis in SUSY U(1)B-L Model
講師: 梶山 裕二 氏 (NICPB, エストニア)
日時:2010年1月 15日(金) 15:00--
場所: B1207教室
概 要:U(1)B-Lゲージ対称性がTeVスケールで存在する超対称理論 におけるレプトジェネシスについて議論する。(1)右巻きニュート リノ(νR)の質量が縮退しているときに実現される共鳴条件、 (2)νRがU(1)B-Lゲージ相互作用を受けることからB-Lゲージ ーノを介して起こるレプトジェネシス、の二つの可能性を調べる。
参考文献は (1)Y.K, S. Khalil and M. Raidal, NPB820,75(2009) (2)Y.K, S. Khalil, E. Ma and H. Okada (in preparation)
くりこみ不可能な理論のくりこみ可能性
講師: 東島 清 氏 (大阪大学大学院)
日時:2009年12月 4日(金) 16:00--
場所: B1207教室
素粒子物理学特論I
場の量子論における対称性とその破れ
講師: 東島 清 氏 (大阪大学大学院)
| 日時: | 12月2日(水) | 13:30- | |
| 12月3日(木) | 10:00- | 13:30- | |
| 12月4日(金) | 10:00- | 13:30- |
場所: B1207教室
概要:場の量子論では基本法則は対称性を持っているのに、実際には対称に見えなくなることがある。対称性の自発的破れと呼ばれるこの現象は南部陽一郎氏によって素粒子論に持ち込まれた。現代の素粒子理論の基本原理である、対称性の自発的破れについて具体例を挙げながら解説するとともに、理論的な道具である有効ポテンシャルの概念についても説明する。更にゲージ理論におけるヒッグス機構についても触れる。
Partial Breaking of N=2 Supersymmetry and
Low Energy Theorem
講師: 丸吉 一暢 氏 (京大基研)
日時:2009年11月 27日(金) 17:00--
場所: B1207教室
概 要:本講演では、超対称性がN=2からN=1へ部分的に破れるような理論の低エネルギーでの振る舞いを解説したいと思います。特に、この様な理論では、低エネルギー有効ポテンシャルが、DijkgraafとVafaによって2002年に発見された関係式に従わず、新たな興味深い振る舞いをすることを紹介します。また、超対称性の部分的破れによって生じる Nambu-Goldstone フェルミオンに関する低エネルギー定理についても述べたいと思います。
Extra dimensional models with magnetic fluxes
講師: 小林 達夫 氏 (京大理)
日時:2009年11月 6日(金) 17:00--
場所: B1207教室
概 要:背景磁場をもつコンパクト空間上の高次元理論から導かれる 4次元模型の素粒子現象論的な性質を議論する。この模型は、 超弦理論の低エネルギー有効理論として考えられるが、背景 磁場の導入により、カイラルな4次元理論の導出を可能にし、 また、コンパクト空間内のゼロモードの波動関数が準局在し ているために、興味ある物理が実現される。 このセミナーでは、4次元模型のスペクトル、湯川結合など の有効理論の計算手法、またこの模型がもつ離散的フレーバ ー対称性などを議論する。
Gribov-Zwanziger theory, Kugo-Ojima color confinement
& ghost and gluon propagators
講師: 近藤 慶一 氏 (千葉大)
日時:2009年10月23日(金) 17:00--
場所: B1207教室
概 要:We discuss how the existence of the Gribov horizon affects the deep infrared dynamics of SU(N) Yang-Mills theory in the Landau gauge. (1) We prove that the Faddeev-Popov-ghost dressing function is non-zero and finite in the limit of vanishing momentum and the ghost propagator behaves like free in the deep infrared regime. (2) The Kugo-Ojima color confinement criterion is not satisfied in its naive form u(0)=-1. Rather, we find u(0)=-2/3. (3) We give a nilpotent BRST like symmetry in the Gribov-Zwanziger theory.
Chiral Phase Transitions in QED at Finite Temperature:
Solution of the DS equation and its Gauge Dependence
講師: 吉田 光次 氏 (奈良大)
日時:2009年7月31日(金) 16:20--
場所: B1207教室
概 要:有限温度でのDyson-Schwinger方程式を解き、カイラル対称性の破れによる相転移現象を分析する。ゲージ粒子の伝播関数をHard-Thermal-Loop 近似した、Ladder近似DS方程式を解くことにより、フェルミオンの質量項を求める。低温では質量項は有限でカイラル対称性は破れているが、温度が上昇するとカイラル対称性は回復し、質量項はゼロになる。この相転移現象は低密度では2次相転移とされる。数値計算の結果から相転移の臨界温度、臨界指数を求め、その結合係数、ゲージパラメーター依存性を考察する。また、(α, T)平面での相構造を画定する。実時間形式で構築したDS方程式を用いるため、k, k0のカットオフを導入するが、Lorentz不変性は破れているため、両者は同一である必要はない。そのカットオフの導入方法による依存性についても考察する。
Top Yukawa Deviation in Extra Dimension
講師: 高橋 亮 氏 (京大基研)
日時:2009年7月16日(木) 17:00--
場所: B1207教室
概 要:トップクォークの湯川結合が標準模型よりも小さくなるような5次元模型を考えました。これは、ヒッグス場の波動関数が5次元方向に広がっているためですが、湯川結合のずれはかなり大きくなり得るので、この余次元効果はLHC実験で確かめることが出来ます。また、電弱理論の精密測定との整合性についても示します。
ブースト不変な一次元膨張をするゲージ理論プラズマの
AdS/CFT対応による記述
講師: 中村 真 氏 (京大理)
日時:2009年6月5日(金) 17:00--
場所: B1207教室
概 要:加速器により重い原子核を衝突させて生成されるクォークグルーオンプラズマ(QGP)は、膨張しながら時間とともに密度や温度が下がっていく。この膨張の最も単純なモデルがブースト不変(大雑把には、膨張軸方向への並進不変性)な一次元膨張である。ここでは、このような膨張をするゲージ理論プラズマをAdS/CFT対応を通じて重力理論で記述するための枠組みを、初めて矛盾なく構成した。重力理論ではゲージ理論プラズマはブラックホールを用いて記述できるが、今の場合は時間依存性のあるブラックホールを用いてプラズマの巨視的振る舞いが記述される。さらにプラズマの粘性などの輸送係数は、重力理論に裸の特異点(物理的発散)が存在しないという条件を課すことにより一意に計算される。プラズマの流体力学では輸送係数は計算できなかったが、AdS/CFTではプラズマの流体的振る舞いと輸送係数の双方が同時に計算できる点が今までに無かった特徴である。